幸せ!わずか数日前まで、私が嫌いだった言葉の1つだった。
幸せに定義はない。
しかし、あまりにも普通に「幸せ」という言葉が使われている。
私の悪い癖なのだが、お酒の席に「幸せ」なんて単語をきいたものなら思わず、誰とも構わずに「幸せって何?」と問い詰めてしまう。
そして、自分なりの幸せの定義を言えないやつには、勝手に嫌気がさして場をしらけさせてしまう。
そんな私に、こんな幸せの定義をした「The女子(私が良く使う差別用語)」がいる。
あなたがそばにいる。それが私の幸せ。
正直、理解できない。私の中の幸せの定義にはそんな言葉はない。しかし、そんなことをまっすぐな眼差しで裏表なくストレートにいう「Tha女子」。
一番、苦手の生き物。
彼女の言葉は、地に足がついているというか、一切のブレを感じない。
大地の化身に、説きふされているようなすごみがある。
私は、その言葉に
捕らわれた雲のような存在。
しかし、この大地の化身のような「The女子」。
私にこんな言葉を投げてきた。
まことの羽を自由に羽ばたかせないさい。
そういうあたなだから、私は幸せなの。
鳥かごの中で、ジタバタする私を見て
そんなことをいう。
私に幸せの根本的な定義を教えてくれた人がいた。
愛知から私にそれを伝えるためだけにきてくれた60過ぎのおっちゃん。
そして、私は「幸せ」という言葉を好きになった。
傷ついてきたと思い込んでいた
背中の羽は、私の思い込みだった。
白く大きな羽は、今日も元気いっぱい。