【AFP=時事】サイバーセキュリティの監視機関である米国土安全保障省のコンピューター緊急対応チーム(Computer Emergency Response Team、US-CERT)は28日、米マイクロソフト(Microsoft、MS)社製ブラウザー「インターネット・エクスプローラー(Internet Explorer、IE)」で見つかったセキュリティ上の欠陥により、ハッカーが侵入する可能性があるとしてユーザーらに使用しないよう警告した。
「ダークウェブ」に住み着くサイバー犯罪者たち US-CERTは声明を発表し、インターネット・エクスプローラー6~11のセキュリティ上の欠陥を狙った攻撃を確認したと述べた。またユーザーらに対して、公式な更新プログラムが発表されるまでは代替ブラウザーを利用するよう呼び掛けた。
セキュリティ上の欠陥は、古い基本ソフトウェア(OS)「Windows XP」を搭載しているコンピューターに対して特に懸念されている。XPの更新プログラム提供について、マイクロソフトは既に終了を発表している。
マイクロソフトは26日、侵入に成功したハッカーは、正式なユーザーと同じ権限を持ち、コンピューターをコントロールすることが可能になると発表していた。【翻訳編集】 AFPBB News