Interaction with cash, old value.
現金のやりとりは古い考え。
新潟県長岡市で0.1.5のがつく日に開催されているマルシェの呼び名を通称「五十市(ごといち)」という。
このマルシェで、今月よりあるカフェがオープンした。
その名も「Switchカフェ」。その特徴は、カフェで提供されるサービスのすべてが、物々交換で受けることが出来るというものである。
店主であり、座敷童でもある通称「マミシー」さん。彼女は、人気のライブ配信アプリ「ライブミー」で売り出し中の現役liver(ライブミーの配信者をライバーという)である。
彼女は、幼少期より父親との確執に悩み、単身小千谷市の山奥である岩沢地区より、長岡市に移住。その後、飲食店勤務を経て、過度なストレスの中、うつ病を発症した。現在は、障碍者年金と生活保護費で生活をしている。
常日頃から、社会に生かされている彼女は、やれる範囲で積極的な地域貢献活動を行っている。その一つが、雪国長岡における除雪活動である。
雪国長岡は、ひとたび雪が降ると歩道など雪に埋もれてします。そうすると、危険を承知で車道を歩くことになる。そんな現状を見た彼女は、彼女の住むアパートの前の歩道を毎朝スコップで雪堀を自発的におこなっている。そんな彼女を近所の方は、雪かきの少女と呼んでいる。
そんな彼女が、パートナーである小川駕領と始めたのが「Switchカフェ」である。
Interaction with cash, old value.
現金のやりとりは古い考え。
今の時代を伝えるキーワードといえば以下のものがあげられる。
- 暗号通貨(仮想通貨)
- 人口知能(AI)
- 仮想現実(VR) &拡張現実(AR)& 複合現実(MR)
わずか1年ほど前までは、する人ぞ知るような言葉であったこれらが時代を見つめるキーワードになってきたのは、記憶に新しい。
まさに、これまでの常識が生まれ変わる時代の転換期ともいえる。
しかしながら、これらはテクノロジーに生み出された価値観の変化であり、私たち人間の心の変化によるものではない。近年、人間の次なる進化はテクノロジーによって生み出されるとう考えたも多くなってきた。どのような形で会っても、私たちの身の回りの急激な変化が、私たちのライフスタイルも大きく変化させるに違いない。
その一つが、「お金のために働かない」という考え方。
I will not work for money.
お金のために働くことはしない。
〈Q.あなたは何故人間は働くのだと思いますか〉
1位 生活をしていく(生きていく)ため
2位 家族を養うため
3位 趣味や自由に使えるお金を手に入れるため
4位 自分を成長させるため
5位 人生の大変さを身につけるため
となっている。
これは、2017年10月の調べ。
これは、2017年10月の調べ。
ざっくり、分類すると1~3位は「お金のため」である。
では、近年盛んにメディアに登場する言葉の一つである「ベーシックインカム」を導入したのなら、このランキングはどうなるのだろうかぁ。
※ ベーシックインカムとは(Wikipedia)
最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を定期的に支給するという政策。⇒つまり、生活費最低限必要なお金は政府があげるよ!というものである。
多くの人にとって、働くということは時間の切り売りである。そして、その働く目的が生活を支えるお金のためだという。だとすれば、生活するために必要なお金を得るために働く必要がなくなるのなら、私たちの生活はどのように変化するだろう。
マミシーを見ていると、来るべき人類の心の進化の最前線を走っているように見えるのは私だけでなのだろうか。
Why is it barter?
なぜ、物々交換なのか?
突っ込まれる前に、
なぜ、物々交換カフェをBarterカフェじゃなく、Switchカフェにしたのか?
それは、なんとなく人にやさしい響きに感じたから。
なぜ、物々交換カフェをBarterカフェじゃなく、Switchカフェにしたのか?
それは、なんとなく人にやさしい響きに感じたから。
取材したこの日にスウィッチカフェで物々交換されたものは、
- お米
- ワイン
- ビール
- たけのこ
- 飴
- お弁当
- お惣菜
- 乃木坂グッツてんこ盛り
- お豆腐
- 漫談
- 井戸端会議
である。
しかしながら、何よりも重要なのは、人と人との心の交流だとマミシーは熱く語っている。
マミシー談
生きるためには食べ物は必要です。食べ物を得るには、普通お金が必要です。でも、物々交換でもらった方が嬉しさも美味しさもいっぱいです。そこには優しさと気持ちのスパイスがてんこ盛りなので☆彡
人は、簡単に他者を傷つけてしまう。それが、意図しないときも多い。そして、相手を思いやる気持ちが刃になってしまうこともある。
私たちは、テクノロジーの急激な進歩という転換期に人としての魂のアップデートも必要なのではないだろうか。
Switchカフェは、やさしさを交換する古くて新しスタイルの街中の癒しスポットである。
Switchカフェ
★営業日★
毎月1日、5日、10日、15日、20日、25日、30日に長岡市大手通りの五十市にて出店中。
★営業時間★
8時~15時
8時~15時
★ミニライブ★
10時頃 12時30分頃
※LIVEミー & Facebookでライブ配信
10時頃 12時30分頃
※LIVEミー & Facebookでライブ配信
どうぞ、遊びにきてください。
★営業場所★
↑クリックでGoogleMAP表示します。
文 小川駕領
写真 小川駕領